文字の歴史 1 文字の歴史 2 / 漢字の成り立ち 1 漢字の成り立ち 2
エピソード1・王羲之(おうぎし) / エピソード2・三蔵法師
ひらがな、カタカナ
日本への漢字の伝来は四世紀〜5世紀はじめ百済から王仁(わに)が来朝し論語と千字文を伝えたとされています。奈良時代になると日本語を書き表わすのに漢字の意味を使う訓読みや、漢字の音だけを用いるようになり、その文字を万葉がなと呼び、書体はほとんどが楷書でした。(男手と呼ばれる)。万葉集に多く使われています。そして、万葉がなから一部をとって作られたのが片かなです(阿からア、伊からイ、宇からウ)という具合に。次に万葉仮名を草書体で書いたのを草かな、さらにくずれてできたのが、ひらがななのです。ひらがなは当時(平安時代)女性が書くものとされていたので女手とも呼ばれています。こうして、中国伝来の漢字から日本独自の書芸術にまで発展していったのですね。文字が伝えるという伝達機能だけではなく芸術性が附随するのはこれはもう世界共通ですね。日本最古の肉筆として有名なのは聖徳太子の法華義疏で法華経の注釈書の草稿本です。それから平安時代、戦国時代から現代まで、移り変わる時代の中で数々の歴史的に有名な人々の書いた手紙文や書状を見るにつけ、心情や思いが伝わり胸にくるものがあるのです。文字のもつ不思議さを感じずにはいられません。
11世紀には紫式部が筆をとった、全54帖にも及ぶ長編小説があります。源氏物語、私は全編読んだわけではないのですがこのロングベストセラーは人々をひきつけてやまず、21世紀のこの世にも影響力はおおきいのですね。源氏を取り巻く女性たちの生涯、そして恋は楽しむよりもつらいことが多い・・・。それでも人は恋をせずにはいられないのですね。愛されたいし、愛したい・・・。その気持ちを筆でしたため送ったのでしょうね。








